ペットとの幸せな時




 ペットとの幸せな時(ペットの経験)

 

変更履歴

 

2012年  7月14日 初版登録
2020年  3月14日(最終更新) 全面リニューアル
                  

本ページへようこそ

ここでは、昔の話になりますが、私のペット経験を紹介いたします。
私は、2回犬を飼った事があります。(実際は、私が子供の時だったので、親が飼った犬を可愛がった。)

(1)最初の犬
 最初に飼った犬は近所から分けてもらったスピッツ系の小型犬であった。昼間は庭で放し飼いにしていたので、庭を自由に走り回っていた。庭で自由に運動させていた為か、あまり外に散歩に連れていった記憶がない。スピッツ系なので人が来ると良く甲高い声で吠えかかった。
 当時は御用聞きといって近所の店(八百屋、肉屋、洗濯屋、酒屋等)の人が、家に「何か必要な物はありませんか?」とか「今日は洗濯物はありませんか?」と注文を取りに来て、後で注文した物を届けてくれた。
 家は一応犬を飼っている庭と、他の人が出入りする区画とは木戸で仕切ってあったが、その仕切りの木戸が開いていることが時々あり、御用聞きの人に犬が吠えかかることがあった。その為、御用聞きは、家に来た時は、家の扉を少し開けて、「犬は大丈夫ですか?」と確認してしてから入って来るようなった。
 また、時には家から外の道路に犬が出てしまい、通りかかった自動車にまで吠えかりました。今思い起こすと冷や汗ものです。
それでも我々には可愛いペットでしたが、餌は我々の食事の残ったご飯に煮干しとみそ汁程度でした。
昔は、それが普通ですが、今は用語も「餌」ではなく「食事」であり、ペットフードが中心になっています。

 しかし、室外で飼っていたので、蚊に刺されフィラリアに罹って数年で亡くなってしまいました。その時は私は中学生でしたので、朝学校に行くときに息が苦しそうなのが最後の姿で、学校から帰ってきたら、亡くなっていました。 亡骸は保健所に連絡して、回収してもらったと思います。
当時は、ペットの火葬だとか、墓などは無い時代でした。

(2)2匹目の犬
 次も近所からもらった中型の雑種でした。2匹目も当然室外で飼いましたが、今度は簡単な犬小屋を作り、中に敷物を入れて寒くないようにしました。
 今度は、散歩にも連れて行った事を覚えています。名前は「コロ」と付けましたが、コロは最初の犬の様には、他の人には吠えませんでした。餌はやはり残りご飯にみそ汁でした。その他に人間が実の部分を食べた残りのスイカの皮や、トウモロコシの芯の部分を与えると、非常に喜んでかじっていました。たまには、魚の皮などをあげましたが、今にして思うともっと美味しい食事をあげればよかったと思います。

 コロも室外で飼っていましたが、雷が大嫌いでした。我々人間が聞こえるよりもずっと前にから雷の音が聞こえるようで、先ず、玄関に無理やり入って来て、下駄箱の下の隙間に身を潜めます。やがて我々にも雷の音が聞こえてくると、コロは室内に入り二階へ駆け上がり、ベッドの下の一番奥に潜り込み幾ら呼んでも出てきませんでした。

私が、仕事でフランスに出張したときに土産としてコロに首輪を買ってきました。その首輪を付けて散歩に連れて行くのが楽しみでしたが、その頃には既に高齢になっていて、散歩の距離も短くなり、昔みたいに「散歩」と呼び掛けても、喜んで飛び掛かってくることはありませんでした。
 やがて10歳位で亡くなりましたが、そのコロの一番素敵な写真を今でも持っています。

私にとって、2匹の犬と過ごした時間は思い出深いものです。 今は、街で犬を見かけると、つい振り返ったりしてしまいます。






ページのトップへ

©officeiwata.All rights reserved.